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執筆者の写真NEU TARYO

一次救命措置講習会

こんにちは、Arrowsです。


Arrowsでは、新年度になり、新しい部員もたくさん入ってきて、とても活気づいています。


さて、部活動では、怪我や事故はよく起こります。

バレーボールでは、突き指や捻挫、打撲などは、日常茶飯事ですが、時には、大きい事故が起きることがあります。

特に夏の暑い時期には、熱中症や熱射病、脳震盪や起立性低血圧など・・・・


Arrowsでは、そんなときのために指導者は可能な限り複数体制で指導するようにしていることと、必ず複数の保護者での見守りをお願いしています。


それでも部員が急に倒れたり、意識を失ったりした場合は、パニックになることが想定されます。


今回、そのような緊急事態に備えて、BLS講習会(一時救命処置講習会)を開催しましたので報告します。


講師は、琉球大学医学部生で、「off the clock」というサークルの3名にお願いしました

このサークルは、学校の時間以外で救急医療にかかわる取り組みや普及活動をしているサークルで、BLS講習会もそのうちの一つで、全国大会で優勝するほどの実力も持っているそうです。


講師の説明は、丁寧でとても分かりやすく、保護者からの質問にも的確に答えてくれていました。



琉大医学部の3名の講師です。メイン講師としては、初めてという3名でしたが、説明も上手で、一般の保護者でも理解しやすい言葉で指導していたのが印象的でした。



講習は6つのパートに分け、パートごとに実践を交えてかみ砕いて説明していただきました。 画像は最初のパートの第一発見による対応です。

①第一発見者は、声に出して発見を知らせます。「倒れている人発見!!」

②周りが濡れていないか?危険はないか?と周りも確認します「周囲の安全確認よし!」

※部活中とかであれば、ボールや子供たちなどが来ないように、プレイをいったん中止することが大事だそうです。二次被害を防ぐためですね。


次のパートは、反応確認です。

①「反応を確認します」と声に出して、近づきます。

②両肩を結構強くたたいて、耳元で話しかけます。「大丈夫?大丈夫?」

※この時声に出して近づくのは、周りにお知らせする意味ともし無言でやってしまうと周りから何をやっているのか?わからないため怪しい行動に見えてしまうのを防ぐ効果もあります。

※さらに反応確認は、半身が麻痺している場合も考えて、両肩をたたき、両耳に話しかけることが大切だそうです。



次のパートは、呼吸と脈の確認です。

①「呼吸と脈の確認します」と声に出して顔を近づけます。

②顔を横側に移動し、横から呼吸で膨らむはずの胸の動きを確認します。

③同時に頸動脈を指で触り、6~10秒間で脈があるかを判断します。

※服を脱がせた方が胸の動きがわかりやすいそうですが、女子児童の場合はためらうこともあるそうなので服を着たままで可とのことですが、極力服は脱がせた方がいいそうです。

※6~10秒は声に出して数えながら脈を確認したほうがいいそうです。



次のパートは、助けを求めるところです。

①「脈なし、呼吸なし」「誰か来てくださーい」と声に出して、伝えます。

②手伝いが2人来た時を想定し、1人には「119番通報をお願いします。」

③もう1人には、「AEDをとってきてください」と伝えます。

※この時最優先なのは、119番通報だそうです。理由は、119番通報すると、そこからいろいろな指示がもらえるのでそれが助けになるからだそうです。

※もし助けが1人の場合は、その方に119番通報とAEDをお願いします。



次のパートは、胸骨圧迫とその交換です。

①胸骨圧迫は胸の中心を体重を乗せて、圧迫します。スピードは、1分間に100~120回を30回おきに確認のため人工呼吸で空気を入れます。圧迫のコツは胸が5㎝沈む程度とのこと

リズムは、ドラえもんの歌のリズムだそうです。

②その後 AEDをとって戻ってきた手伝い人さんが「AEDを持ってきました」と声に出します。

③「AEDの使い方わかりますか?」と胸骨しながら聞き、「わかりません」と言われたらわかる人に代わるか、胸骨圧迫の方がわかれば、胸骨圧迫を交代します。

④交代の仕方は、文章では難しいので省きますが、結構難しかったです。



そして最後のパートはAEDの使用方法です。

①基本的には、AEDを操作しながらも胸骨圧迫は続けることと。

②AEDのパッドの貼る位置などを学習しました。AEDの種類にもよりますが、ほとんどの場合は、AEDが指示を出してくれるのでそれに従ってくださいとのことです。


※小児用のパッドがついている場合やAEDショックの小児モードと成人モードがあるので注意が必要とのことですが、小学生の場合は、成人モードとなることにも留意が必要です。





今回、アローズとしては、初めてのBLS講習会となりましたが、反響がよかったため、毎年開催していこうかと考えています。

なかなか実践の場がないので、1年経つと忘れてしまいますからね(^^♪

今回講師を引き受けていただいた、琉大医学部のoff the clockの皆さんありがとうございました。





そして、30名と多くの参加していただいた保護者の皆様ありがとうございました。

みんなでバレー部の子供たちだけでなく、地域の子供たちを守っていきましょうね(^^♪



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