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執筆者の写真NEU TARYO

強いチーム作りの条件#。。#

今回は、先日行われた沖縄県スポーツ少年団交流大会(県スポ)で女子チームが奮起することになった理由を深掘りします。


毎年、チームの雰囲気は、6年生の性格によって、変わるのですが、

今年の6年女子3名の雰囲気は、入部時から、

消極的、リアクションが薄い、声が小さい、行動が遅い

ネガティブ4拍子がそろっていました。

個々と話すと明るく元気なのですが、3人揃うと同調圧力が働いてしまうようです。

上記4拍子が揃うとどうしても一生懸命やっているようには見えないことが多くなります。

この時期の女子は、思春期ということもあり、そういう傾向を何度か経験します。


それでも今年度最初の親子面談で、3名とも口をそろえて、

バレーボールが上手になりたい、那覇でも県でも優勝したいと約束したので、

強いチーム作りを目指してきました。

指導者も3人のネガティブな雰囲気を変えようとあの手この手で工夫してきましたが、

なかなかその状況を変えられず、頭を抱えていました。


そんな中、県スポ1週間前に行われた三地区大会予選で、きっかけの出来事が起きました。


初戦の兼城戦で、接戦となり、調子の上がらない6年女子の雰囲気がどんどん悪くなり

声も出さず、消極的なプレーが続き、しまいには、監督の声掛けに対しても、

ノーリアクション返事もなくなってしまったのです。


これが、いつものパターン。。。


こうなると何を言っても響かず。。聞こえているかどうかもわからず、流れに任せるしかなくなる事が多いのですが、今回は「このままではいけない」と思い。

行動を起こしました。


6年キャプテンと控えメンバーをチェンジし、キャプテンなしで戦う事に決めたのです


もちろん負けるリスクもありましたが、そのリスクを負ってでも意識を変えるのは、

今回がラストチャンスかなーと思ってのことです。


その後、何とか試合は勝ったものの、雰囲気は最悪のままだったので、6年に次の問いかけをしました。


①「以前から練習中も試合中もだらだら行動が遅く、一生懸命には見えない。

  一生懸命さを伝えるためにはどうしたらいいか?」

②「人の声掛けに対して、リアクション返事がないのは、競技者以前に人として

  正しいのか?」

③「あなたたちのその姿を見て、後輩指導者はどう思うのか?

  周りから応援されるチームになれるのか?」

④「なぜ今回キャプテンが外されたのか?」

⑤「強いチームを作るためには、上記の意味を考えることがとても大切」

⑥「その意味が理解できないのなら、強いチーム作りはできない

  その場合、本人たちが望むなら何も考えずただの楽しいバレーに切り替える」

⑦「今日一日考えて、明日、今後のチーム作りをどうしたいのか?答えてほしい


監督としては、もちろん強いチーム作りをしたいと答えてほしいのですが、3名がそういうめんどうくさい事は考えず、ただ楽しいだけのバレーがいいと本気で思うのであれば、それでもかまわないと思っていました。


そして上記の問いかけを各家庭、もしくは本人で考えてもらいました。


後で聞いた話ですが、各家庭では監督の問いに泣きながら親子で話合ったところもあったようです。。

それだけ真剣に親子でバレーボールに向き合ってくれているんだなぁと思うと本当にありがたいです。


そして3名が出した答えが以下でした。

「これからはリアクション返事をしっかり行い、ひた向きな姿を回りにきちんと伝えられるようにし、応援される強いチーム作りを目指したい」

と返事をもらいました。。。


話をする3人はこれまでと違って、覚悟を決めていることが目をみて伝わりました。中には少し涙ぐむメンバーもいました。

ただ、キャプテンだけは、少し自信を無くしていたようなので、キャプテンをはずしたのは、6年の中でキャプテンに一番自覚を持ってほしかったからだと伝えました。


指導者は、6年生のその言葉信じて前に進むしかありません。


その日の練習から「返事、リアクション、行動」に少し変化があり、一生懸命な姿も見られました。

相変わらず声は小さかったですが(笑)


そうやって迎えた、県スポ大会

覚悟を決めて臨む6年女子の姿は、本当にかっこよく頼りがいの塊でした。

予選からほぼすべてフルセットの激戦でしたが、ここぞの勝負では絶対に負けたくないという思いが見て伝わりました。

特にベスト4をかけての「結の橋クラブ戦」では、最後まであきらめない、ノータッチエースをさせたくないという気迫がこもったレシーブが続出し、見ているものを感動させるものがありました。そして、フルセットで大逆転勝利を収めたのです。


この気持ち、このプレー、この姿勢こそが、保護者も後輩も監督も応援したくなるチームなんだとあらためて感じさせてくれました(^^♪


今回は少し荒行となってしまいましたが、6年生にとっては、高良Arrowsでバレーボールができるのもあと4か月を切りました。

最後までいろんなことを吸収して、競技者としてもとしても成長していってほしいものですね(^^♪





 

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