3年前の高良アローズは・・・
部員8名、体育館もなく、バレー部は運動場やフリースペースでバレーをしたり、サッカーをしたり、鬼ごっこをしたりとすごしていました。
そんな高良アローズがこの大舞台にチャレンジする瞬間がやってくるなんて、誰が想像できたでしょうか?
去る2024年8月6.7.8.9日の日程で第44回全日本小学生バレーボール全国大会が行われ、
高良アローズ混合チームが参加しました✨
この舞台に立てなくて、卒団していく全国の小学生が一体どれだけいる事か・・・・
初日の開会式は、そんなすごい場所で、入場行進をしているアローズをみて、保護者も指導者も感動に浸りました。
そして、全国の強者たちにアローズのバレーが、那覇のバレーがどの程度通じるのか?楽しみな舞台でもあります。
大会1日目・・・
相手は、東京都大会2位の瑞光VCでした。
果たしてどんなチームか?事前情報もなかったのですが、公式練習を見て一同驚愕・・
沖縄県レベルでは見たことないような、スパイクとサーブを打つ選手がいました(+_+)
それどころか隣のコートでも似たようなスパイク、サーブが当たり前のように飛び交っていました(笑)
本当に小学生の大会ですか~??って聞きたくなるくらいの光景。。
もちろんアローズ混合はというと。。。。
チーン。。ってなってて💦、顔がこわばる選手やがちがちになる選手が続出(笑)
しかも、コートは、東京体育館のAコートだったため、緊張がMaxに達したのは言うまでもありません。
試合内容は、ご想像にお任せしますが。。。
少なくとも私の知っているアローズの実力の半分も発揮できませんでした(笑)
まあ これも全国でしかできない経験ですね。。
vs瑞光
14-21
3-21
そして次の試合は、岩手県のチームでvs山岸VCでしたが、
アローズの緊張はまだとれず・・、本来のアローズの実力の6割ほどしか発揮できなかった感じでした。。。。
vs 山岸
17-21
15-21
私の予想では、しっかりと実力を発揮すれば、ベスト8くらいの力は持っていると思うのですが、どうやら、全国大会は実力を発揮するということ自体が至難の技のようです。
しかし、もともと緊張屋さんが多いので雰囲気にのまれるだろうなーとは思っていましたが、ここまでとは正直計算外でした。。。初日の結果4チーム中4位😢
そして2日目は、初日の勝敗で対戦が決まるので、高良は、初日1位と2位の
強~いチームとの対戦となります。。。とほほ、、
気持ちを切り替えて。。
初日にたくさん緊張を経験したので、
あとは、全国大会を楽しむことしかないと言い聞かせて、
普段やることのない「喜ぶ練習」をさせて送りだします。初心に戻ります。。
すると初日で1位だった栃木の日光ウイング相手にすごい試合をやってのけます。
1セット目、スパイク、サーブ、レシーブで相手を圧倒し、セット奪取。
2セット目、相手も緊張がほぐれいつも通りのプレーを取り戻しますが、高良が寄せ付けず、気づいたら完勝していました。
vs日光ウィング
21-10
21-14
一体どういうことでしょうか?おそらくは、緊張がとれて本来の実力を発揮できたのだと思いますが、これほどまで躍動してくれるとは思っていませんでした。
そしてなんと、次(山口県華城JSC)に勝てば準々決勝進出となる大一番となります。
しかも、華城とは同じ宿泊先で、お友達となったばかり!感慨深いものがあります。
これも何かの縁と全力を出し切ります。
1セット目、華城のセンタースパイカーのワンタッチアウトに対応できず、なすすべなく落としてしまいます。
2セット目の序盤も同じような展開が続き、このまま終わってしまうのか~と感じた時、
コートの後ろで一人奮闘するR君が目にとまりました。
このR君、決して、積極的ではなく、感情を表に出すこともあまりない性格、自分から周りに声掛けるタイプでもないのですが、大差がついているこの状況で、冷静にそして積極的に周りに声掛けをし、勇気づけている姿がありました。。
その瞬間、私の目にもウルっと熱いものがこみ上げてきました。
ちらっと、ウォームアップエリアも見てみると控えのメンバーも大きい声を出して応援している姿がありました。
するとそれにこたえるようにアローズが奮闘します。一時は10点差まで開いていましたが、追いついてきます。取れなかったラリーも取り始めます。。
その攻防は誰がみても全国レベルだったと思います。
しかし、無常にも最後の1点は、相手のスパイクがブロックにあたりイレギュラーとなり、あきらめずに飛び込んだキャプテンの手も届かず落ちてしまいました。
vs 華城JSC
12-21
15-21
この瞬間、アローズ混合チームの全国大会は幕を閉じました。
終わった直後は、混合チームほぼ全員が悔し涙を流している姿が見られ、
その姿をみて感動の涙を流している保護者の姿があり、
そして、その対戦後の相手と交流しているアローズの姿をみて、
本当にいい経験をさせてもらったなーと感じました。
冒頭でも書きましたが、3年前まで部員8名で、体育館がない状況でを考えたら、ここまでこれたことが本当に素晴らしいことだと思います。
これもバレーボールを全力で楽しむ子供達とそれをサポートしてくださる保護者の方々、協力してくれるスタッフ、応援してくれる地域の人々がいてからこその成果だと思います。
そして、ようやく今年は東京体育館にArrowsの種をまくことができました。
来年、再来年、もしくは春高バレーでそのArrowsの花を咲かせてくれる部員がいる事を願っています(^^♪
最後になりますが、全国派遣に伴い、資金造成活動のご協力いただいた方々や企業様、自治会の皆様、近隣チームの皆様、高良小職員の皆様をはじめ野球部、バスケ部の皆様、
そして、派遣の手配や準備をしてくださった保護者やすべての方々に感謝申し上げます。
お知らせです。
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